この記事は、フラソングのハワイ語詞を自分で理解したい方向けです。解読のためのヒントが得られます。
1.ひとこと解説
♪イ・ライラ・イ〜・カ〜・マ〜カ♪
という歌い出しで、バラの花にたとえた特別な人にレイのギフト贈るメレ。
メレの基本情報を確認していきましょう。
2.アーティストは?
レコーディングしたのは、ショーン・ナアウアオ。
Sean Naʻauao
ショーン・ナアウアオ
アルバム『Sean Naʻauao Hot Hits』(2009) に収録。
3.歌詞
He Lei Makana
(作者:Sean & Kauʻi Naʻauao)I laila i ka maka o ka lani nui a mamao
Wehe ke ao ʻōpua, hoʻopuka ʻana ka lāHui:
He mana kō loko, kū kamaehu i ka pono
Ka lama o ke aloha i ka maka o ka wahineHe lā hou, uʻi nō nā pua liko
He wehi o ka ʻāina i ulu ehuehuNoho ana i ke one, piha pono ka manaʻo
Hōʻike ʻia ke ala pono me ke alohaE ō mai kou inoa, ka pua loke hano ʻaʻala
– Sean Naʻauao Hot Hits / Sean Naʻauao(音源から聴き取り)
He lei makana kēia, kui ʻia no ʻoe
4.作者は?
Sean & Kauʻi Naʻauao
ショーン&カウイ・ナアウアオ
5.解読のポイントは?
解読の難易度
雲間の陽光、目に宿る火、示された道、などの表現に込められたのはどんな心象風景なのか、それをどう解釈するかが鍵になりそうなメレですね。
言葉数:ボキャブラリーは44語とやや多めなので+0.5
言葉の難しさ:ハワイ語初級者には辞書が必要な、メレ頻出度が低めの言葉が少しあるので+0.5
補足情報:行間に込められている感情を読み取ることで理解が深まるタイプのメレなので+1
ということで解読の難易度は3
さっそく解読に挑戦してみましょう。
まずはキーワードをチェック!
6.キーワードをチェックしよう
ではこのメレのキーワード(特定の名前)をチェックしましょう。
地名
このメレに地名は登場しません。
固有名詞・人名
このメレに固有名詞・人名は登場しません。
動植物
このメレには動植の名前がひとつ出てきます。
loke
ロケ
【植物】バラ
このメレに紡がれているのは
「花の言葉」44語
「糸の言葉」15語
「花の言葉」と「糸の言葉」ってなに?
…と思った方は次の項目へ。
7.花の言葉と糸の言葉とは?
「ハワイの歌は言葉を紡いだレイ」だとハワイの人は言います。
メレの中には大きく分けて2種類の言葉があります。レイにたとえるなら、「花の言葉」と「糸の言葉」です。
「花の言葉」は、単体で意味を持って存在できる語。品詞でいうなら名詞、動詞、形容詞、副詞です。
「糸の言葉」は、歌詞を構成する文や句を作るために「花の言葉」をつなげる役割をする語です。品詞でいうなら前置詞、接続詞、冠詞などです。歌詞の構成要素としてあらゆる歌に繰り返し現れますが、その役割を知ってしまえばいちいち調べる必要はない言葉たちです。
フラソングのハワイ語は、言葉の種類を見分けることができると解読が簡単になります。
YouTubeでも語っていますので、ぜひ観てね。
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