今回紹介するのはフラダンサーが知っておきたいハワイ神話・伝説のひとつ。
フラダンサーに愛される名曲のモチーフにもなっています。
その伝説の主人公の名前は
「ライエイカワイ Lāʻieikawai」です。
ライエイカワイ伝説をモチーフにした歌
Lāʻieikawai ライエイカワイ
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メレの解説記事は準備中)Ka Pilina カ・ピリナ
(
メレの解説記事は準備中)Poliʻahu ポリアフ
E ʻIke I Ka Nani Aʻo Poliʻahu エ・イケ・イ・カ・ナニ・アオ・ポリアフ
(
メレの解説記事は準備中)以上4曲に共通することがあります。
すべて作者はカワイカプオカラニ・ヒューエットさん、すべてメリー・モナークのステージで踊られたフラソングの名曲です。
伝説出典
ライエイカワイにまつわるメレをしっかりと理解するには、伝説の内容を知る必要があります。
そうすれば、歌の中に描かれることの意味がわかり、いろいろな謎が解けます。
古代より口承で伝えられたライエイカワイ伝説の内容がわかる本があります。
短編
Dietrich Varez (著), Martha Warren Beckwith (著)
中編
David Kalakaua, Rollin Mallory Daggett (著)
長編
S. N. Haleole (著)
ひとことで説明するなら
絶世の美女をめぐって繰り広げられる、デミゴッドやアリイ男女7人入り乱れての”本当は怖い(?)愛とロマンス”+少しアドベンチャー。
登場人物相関図
登場人物の相関図を作ったので参考にしてください。
伝説解説動画の中で「演じていただくならこの人」と勝手に配役して語ったので、俳優の名前が記載されてますが気にしないでください(笑)。
※気になるあなたはこちら↓
主な登場人物
主人公
伝説の美女
ライエイカワイの双子の妹
カウアイ島のプリンスで
ライエイカワイを追う求婚者
マウナケアのプリンセス
イケメン・サーファー
ハワイ島のアリイ
ライエロヘロヘの求婚者
太陽の主
ライエイカワイの祖母で育ての親
魔法使い
アイヴォヒクプアの五姉妹の末っ子
物語の舞台
ハワイ諸島全体+ハワイの天界が物語の舞台です。
- ライエ(オアフ島)
- ケアアウ(ハワイ)
- クカニロコ(オアフ島)
- マウナケア(ハワイ島)
- パリウリ(ハワイ島)
- ケアロヒラニ
- ヌウメアラニ
- カハカエカエア
あらすじ
女子の誕生を望まない夫に知られないように、アリイの妻が隠れて出産するのが物語の始まり。
誕生した双子の娘ライエイカワイとライエロヘロヘを守るため里子に出します。
ライエロヘロヘはクカニロコのヘイアウに運ばれ親類に育てられ、ライエイカワイは祖母のワカにあずけられライエの洞窟で育てられます。
双子のプリンセスは、離れ離れのまま別々の人生を歩みます。
主人公ライエイカワイは美しい女性に成長し、その神々しさのあまりいつも虹が頭上に現れてしまうほど。
美女の存在の噂を聞いて寄ってくる求婚者たちから逃れるため、ライエイカワイはワカとハワイ島プナの高地パリウリの森に隠れて暮らします。そこにはワカの結界に護られた、オーオー鳥の黄色い羽葺き屋根の家があるのでした。
霧に包まれ、誰にも見つからないパリウリの森の奥で、ワカに見守られひっそりと暮らします。
ライエイカワイの世話をするのは森の鳥たちです。
楽園のようなパリウリに、カウアイ島からはるばる求婚者がやってきます。
アイヴォヒクプアです。
ここから男女7人を巻き込むドラマが展開していきます。
最終的にライエイカワイはトワイライトの女神として人々から崇められるようになるまでの物語です。
この物語にまつわるフラソングの名曲をいくつも生み出した現代のクムフラ&ハクメレ(ソングライター)カワイカプオカラニ・ヒューエットさんはこう語ります。
「神聖なるプリンセス、ライエイカワイの長編物語には、策略にあふれたドラマが描かれています。読了するのは大変ですが、一度ならず繰り返し何度も読むことをおすすめします。ハワイの人々の文化を理解する助けになります。そして、私にとってライエイカワイの人生と恋の物語は、詩と歌を生むインスピレーションそのものです。」
- カワイカプオカラニ・ヒューエット
ハワイの人間界と天界を舞台に、人間と神の境界線を超えて、恋愛、情事、別れ、魔術、サーフィン、アドベンチャーを繰り広げる「ライエイカワイ伝説」。
具体的な内容について詳しくは↓こちらのレクチャー動画をどうぞ。
もっと深く知りたい勉強熱心な方はこちらをどうぞ!
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