メレノート

♪He Mele No Kauaʻi Kuapapa│言葉にマナを乗せて踊るためのフラソング歌詞・解説[ヘ・メレ・ノ・カウアイ・クアパパ]

He Mele No Kauaʻi Kuapapa
(Word & Music : Ipolani Vaughan)

Aia nō ma Kauaʻi kuapapa ē
Pana o Wailua nui e ʻike ai ē
Ka Hikinaakalā ma Hauola ē
A ka napoʻona ma Nohili ē

Piʻi aʻe i Nāpali kū i ka laʻi ē
Kilohi ana i ka lae o Keʻe
I ka malu ʻolu o ka ulu hala ē
Kani ʻana nā pahu no Laka ē

Kau aʻe nā maka i luna loa ē
Laʻa ʻo Waiʻaleʻale i kaʻu ʻike ē
Kīpuni mau ʻia ʻo Kawaikini ē
I ka ʻohu kolokolo o Alakaʻi

ʻAʻala mai nā pua o Hāʻena ē
Haku ʻia nā lei hiwahiwa ē
Onaona wale ia me he ipo lā ē
He ʻiʻini koʻu ke hanu ʻia mai

Miʻi ʻo Limahuli i ka laʻikū ē
Uluwehiwehi i nā pua ʻieʻie ē
Home ia a nā manu e walea ai ē
Lana ka manaʻo ke ʻike maka ē

Ma ka pali kū haʻaheo ʻo Makana ē
ʻAʻa welo nā ʻōahi pāpala ē
Na mahana ke ahi lele i ka pō ē
Lele aʻe ana lū iho i ke kai

Haʻina ʻia mai ana ka puana ē
ʻO ka moku o Kauaʻi kuapapa ē
Haʻina hou mai ana ka puana ē
No Kauaʻi kuapapa he inoa ē

1.曲名

He Mele No Kauaʻi Kuapapa
ヘ・メレ・ノ・カウアイ・クアパパ

だいすけ

メレの基本情報を確認していきましょう。

2.アーティスト

Weldon Kekauoha
ウェルドン・ケカウオハ

ウェルドンの2007年のアルバム『Ka Lehua ʻUla』に収録。

3.作者

Ipolani Vaughan
イポラニ・ヴォーン

ハワイ文化継承者、クムフラ。
ハワイアン・シンガー、パラ二・ヴォーン(2016年没)の妻、2015年メリーモナークのワヒネ・アウアナ優勝クムフラであるカイリヒヴァ・ヴォーン(1995年のミスアロハフラ)の母。

だいすけ

ではこのメレのキーワード(特定の名前)をチェックしましょう。

4.地名

このメレには地名が13個登場します。

  1. Kauaʻi カウアイ
  2. Wailua ワイルア
  3. Hikinaakalā ヒキナアカラ
  4. Hauola ハウオラ
  5. Nohili ノヒリ
  6. Nāpali ナパリ
  7. Keʻe ケエ
  8. Waiʻaleʻale ワイアレアレ
  9. Kawaikini カワイキニ
  10. Alakaʻi アラカイ
  11. Hāʻena ハエナ
  12. Makana マカナ
  13. Limahuli リマフリ

すべてカウアイ島の地名です。

たくさんありすぎて記事にまとめるのが大変なので、詳しく知りたいあなたはオンデマンド講座の解説をご覧ください。
地図を見ながら、写真を見せながら、どんな場所か説明します。

オンデマンド講座

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5.固有名詞・人名

このメレには人名がひとつ登場します。

  • Laka ラカ

    女神の名前ですね。
    森の女神、フラの守護神です。

6.動植物

このメレには植物の名前が二つ登場します。

  1. hala ハラ

    植物の名前、タコノキです。

  2. ʻieʻie イエイエ

    植物の名前です。

    ビショップ博物館のデータベースで見てみましょう。
    ビショップ博物館のリンク

7.一言解説

♪ア〜イア・ノ〜・マ・カウアイ〜・クアパパエ〜♪
という歌い出しの7バースからなるカウアイ・ソング。
カウアイ島の東部ワイルアと北部のハエナ、そして頂点ワイアレアレ山のあたりを、たくさんの具体的な地名を織り交ぜて歌う。

8.歌の背景・予備知識

カウアイ島はフラダンサーにとって特別な場所がたくさんあります。
古くから神話伝説の舞台として伝えられる場所、古代のチャントや現代のフラソングに歌われてきた聖地とも呼べる場所を、フラダンサーなら一度は訪れたい。
このメレはそういう場所を訪れてまわった旅の回想録的なもののように見受けられます。
特別な場所を訪れるカウアイ島旅へ誘うメレですから、歌われた場所について知ったうえで踊りたいですね。

ぼくが実際に旅してまとめたメレの中のカウアイ島については、ぜひこの本もお役立てください。

だいすけ

写真と動画と文章でフラソングに歌われる場所を紹介するフラダンサー目線のガイドブックというか紀行本です。
たとえばこんな動画↓へのQRコードがページに印刷されているので、現地へのバーチャル・トリップへひとっ飛びです。

9.関連色

メレの衣装や装飾を考えるときに知っておきたい歌の関連色。
この歌から連想させられる色といえば、まずは紫。
カウアイ島のシンボル・カラーです。
緑豊かな島のイメージで緑もありだし、ハエナあたりの美しい海の青、そして歌の中の植物イエイエの花の色、黄色やオレンジもありですね。

10.YouTube動画「5分で分かるフラソングのツボ」

この記事の内容をYouTubeでも解説しています!

※YouTube動画内で紹介しているオンデマンドの講座は、こちらから↓
(2020年12月1日から新プラットフォームに変わりました。)