Aloha ʻOe
(作者:Liliʻuokalani)Haʻaheo e ka ua i nā pali
Ke nihi aʻela i ka nahele
E uhai ana paha i ka liko
Pua ʻāhihi lehua o ukahui
Aloha ʻoe, aloha ʻoe
E ke onaona noho i ka lipo
One fond embrace a hoʻi aʻe au
Until we meet againʻO ka haliʻa aloha i hiki mai
Ke hone aʻe nei i kuʻu manawa
ʻO ʻoe nō kaʻu ipo aloha
A loko e hana neiMaopopo kuʻu ʻike i ka nani
Nā pua rose o Maunawili
I laila hoʻohie nā manu
Mikiʻala i ka nani o ia pua
Dennis Pavao のレコーディングバージョン
歌詞のハワイ語表記について
当ブログ内のハワイ語は、基本的に『Hawaiian Dictionary(Mary Kawena Pukui & Samuel H. Elbert 著)』の表記に準じて記載しているため、CDの歌詞カードとは異なる表記になっていることがあります。
1.曲名
Aloha ʻOe
アロハ・オエ
メレの基本情報を確認していきましょう。
2.アーティスト
世界中のアーティストにレコーディングされています。
3.作者クレジット
Liliʻuokalani
リリウオカラニ
ではこのメレのキーワード(特定の名前)をチェックしましょう。
4.地名
このメレにはオアフ島の地名がひとつ出てきます。
- Maunawili マウナウィリ/マウナヴィリ
オアフ島カイルア、ヌウアヌ・パリの麓の地区の名前
5.固有名詞・人名
このメレに固有名詞・人名は登場しません。
6.動植物
このメレには動植物の名前が三つ出てきます。
- ʻāhihi lehua アヒヒ・レフア
【植物】フトモモ科のオアフ島固有種。オヒア・レフアによく似た近縁種で赤い花を咲かせる。オアフ島ワイアナエ山脈とコオラウ山脈の高地で見られる。 - rose ロゼ
【植物】バラ - manu マヌ
【動物】鳥
7.一言解説
♪ハアヘオ・エ・カ・ウア・イ・ナ〜・パリ〜♪
という歌い出しで、森の中の花を濡らす雨と別れを惜しむ二人を描く、リリウオカラニ作(1877)のラブソング。
一般的には一番のみが歌われているが、歌詞は3番まである。
このメレに紡がれているのは
「花の言葉」36語
「糸の言葉」14語
花/糸の言葉の
コンセプトについては
花の言葉と糸の言葉
「ハワイの歌は言葉を紡いだレイ」だとハワイの人は言います。
メレの中には大きく分けて2種類の言葉があります。レイにたとえるなら、「花の言葉」と「糸の言葉」です。
「花の言葉」は、単体で意味を持って存在できる語。品詞でいうなら名詞、動詞、形容詞、副詞です。
「糸の言葉」は、歌詞を構成する文や句を作るために「花の言葉」をつなげる役割をする語です。品詞でいうなら前置詞、接続詞、冠詞などです。歌詞の構成要素としてあらゆる歌に繰り返し現れますが、その役割を知ってしまえばいちいち調べる必要はない言葉たちです。
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