この記事は、フラソングのハワイ語詞を自分で理解したい方向けです。解読のためのヒントが得られます。
1.ひとこと解説
♪オハオ〜ハ・ワレ・カ・ノホナ〜♪
という歌い出しで、マウイ島ワイルクにあるパウクカロ地区をたたえるメレ。
メレの基本情報を確認していきましょう。
2.アーティストは?
カマレイ・カワア&コディー・プエオ・パタがレコーディングしています。
Kamalei Kawaʻa & Cody Pueo Pata
カマレイ・カワア&コディー・プエオ・パタ
オムニバス・アルバム『Mele Hoʻopulapula, Vol.2』(2022) に収録。
3.歌詞
Paukūkalo
(作者:Cody Pueo Pata & Kamalei Kawaʻa)Ohaoha wale ka nohona
I ka malu o Pihanakalani
Hiaʻai i ka makani Lawe Mālie
Kauaheahe iā KaʻehuakamōʻīHui:
Hanohano mai nō ʻo Paukūkalo, eō!
Ehuehu i ka poli o Haumea, ʻeā?
Mahola ka lau o ke aloha
Kupuohi i ka piko o kuʻu kulāiwiUluwehi Mauna o ʻEʻeka
Kilakila mai ʻo Mauna Kāne
Me nā lehua wai maka noe
I luna o KauweloweloʻulaNolu ehu i ke ahe kēwai
アルバム『Mele Hoʻopulapula, Vo.2』より
ʻInaʻinau i ka nihi Kualau
Hālāwai i ka lae ʻo Nehe
Me ka wai aukahi mālie o uka
4.作者は?
Cody Pueo Pata
コディー・プエオ・パタ
Kamalei Kawaʻa
カマレイ・カワア
5.解読のポイントは?
耳慣れない地名、地図にない地名が歌われています。また、詩的な表現があったり歴史的な背景を知らないと伝わらない部分もあるので、やや難解に感じるかもしれません。
そういった「ちなみに」情報を織り込んで解説したら、メレ解読講座(ぼくがやっているオンデマンド講座)がいつもよりちょっと長くなってしまいました。“踊らない”フラ教室の会員のあなたは受講して理解を深めてください。
言葉数:ボキャブラリー数は47語と多いので+1
言葉の難しさ:ハワイ語初級者には辞書が必要な、メレ頻出度が低めの言葉が多いので+1
補足情報:歌われている地名の場所はどこか、実際の景色はどんなか、メレの舞台の地理・歴史・文化的知識を持つことで理解が深まるメレなので+1
ということで解読の難易度は4
ぜひ自分で解読に挑戦してみましょう。
このメレの歌詞をしっかり理解したいあなたは、会員限定のオンデマンド講座でまずは基本文法の知識を身につけて、さらにメレ解読講座でより深く学んでくださいね。
ライブラリーから講座へアクセスできます。
6.キーワードをチェックしよう
ではこのメレのキーワード(特定の名前)をチェックしましょう。
地名
このメレには地名が7個出てきます。
Pihanakalani
ピハナカラニ
マウイ島ワイルクにあるヘイアウの名前
Kaʻehuakamōʻī
カエフアカモイ
湾の名前
Paukūkalo
パウクカロ
マウイ島カフルイの海岸線にある特別居住区
ʻEʻeka
エエカ
マウイ島西側の山脈の名前
Mauna Kāne
マウナ・カネ
マウイ島西側の山の名前
Kauweloweloʻula
カウヴェロヴェロウラ
マウイ島ワイルクの山の峰の名前
Nehe
ネヘ
マウイ島ワイルクの岬の名前
固有名詞・人名
このメレには固有名詞・人名が三つ出てきます。
Lawe Mālie
ラヴェ・マリエ
【固有名詞】風の名前
Haumea
ハウメア
【人名】女神の名前
Kualau
クアラウ
【固有名詞】シャワー、通り雨
動植物
このメレには植物がひとつ出てきます。
lehua
レフア
【植物】ハワイ固有種オヒアの木につく花
このメレに紡がれているのは
「花の言葉」47語
「糸の言葉」10語
「花の言葉」と「糸の言葉」ってなに?
…と思った方は このインスタ投稿を見てね。
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